雲南省シャングリラ編 普達措国家公園

つこ

2011年11月22日 11:51

雲南省シャングリラ編 ~続き~

シャングリラ古城で昼食を食べしばらく散策したあと、バスで普達措国家公園へ。

中国初の国家公園。
標高3500m~3700m、針葉樹林の原生林をはじめ、さまざまな高山植物を見ることができます。


空の青が深いです。

4、5月は新緑が美しく、8月頃まで高山植物が咲き乱れ、10月11月に紅葉のベストシーズンを迎えます。
私たちが訪れたのは3月。残念ながらシーズンに入る直前でした。
でも空気は澄んでいて、やや肌寒いものの、歩くのがとても気持ちが良かったです。


キレイな遊歩道が設置されていて、快適です。


エコを意識してかガードレールが緑色。


ソーラーパネルらしきものも。

園内は環境保全に力を入れており、専用バス以外の車両の乗り入れは禁止されています。なかには3つのハイキングコースがあり、澄み切った空気のなかで大自然を満喫することができます。



木々にこのような植物がぶら下がっているのをよくみます。
これは「サルオガセ」と言い、空気のきれいなところでしか見られない金糸猴(キンシコウ)のエサです。
(このサルオガセの名称を調べているときに、「首のリングの馬ピンポーン」が出てきたのでした)


ここには碧塔海という氷蝕湖があります。
この湖には「碧塔重唇魚」という魚が住んでいます。
氷河期の原始の種で、唇が3つあり、この湖にしか生息していません。
6、7月になると湖の周りにツツジが咲きます。この花弁には毒性があり、湖に落ちた花弁を魚が食べると中毒をおこしひっくり返ります。
この時期になると白いお腹を向けた魚がプカプカ浮かび、「ツツジで酔った魚」と言われ、有名な奇観です。
もちろん、時期ではないので見ることはできませんでしたが、想像するだけで妙な光景ですよね・・・。


標高の高い場所に住む毛の長いチベットのウシ「ヤク」。
ここには稀少な動物や鳥類も生息し、これらも保護の対象となっています。
ヤクもそのひとつです。


今回のガイドさん達。



彼は地元の警察官でしたが、日本語が話せるので、同行することになったみたいです。

シャングリラにはあまり日本語が話せる人がいません。
こんな奥地に日本語が話せる警察官がいると、旅行中なにか起こっても安心ですよね!

~続く~

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